ビリビリ、チクチク
手足のこんな痛みがしびれです。
- 手足に力が入らない
- 体に冷えがある
- ぎっくり腰になりやすい
- 車の運転が多い
- 長時間座って仕事をしている
- 肩こりや頭痛がひどい
しびれとなる原因とは?
血行の悪化
手足の先の血行不良によって、肩こりがひどくなったり、腕や背中のあたりが冷たくなったりするとしびれを感じることがあります。
神経の圧迫
また、老化などによって、神経が通っている管が細くなったり、背中の骨が変形して神経が圧迫されることで、手足にピリピリした痛みをともなうしびれを感じることがあります。
しびれが起こる主な疾患
頸椎捻挫(けいついねんざ)
車に乗車時の追突やスポーツでの激しい衝突などで、首に強い衝撃を受けることにより頸椎が捻挫している状態です。一般的にはむち打ち症とも呼ばれます。痛みのため首が動かしにくく、動かしたときにしびれや痛みを感じるなどの症状が現われます。損傷がひどい場合には、頭痛や吐き気、耳鳴り、だるさ、倦怠感などに悩まされることも少なくありません。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
加齢や、腰に長年にわたり負担をかけることによって脊柱管(せきちゅうかん)と呼ばれる神経が通った管が狭くなり、神経を圧迫するために起こります。脊柱管狭窄症は安静時は症状が軽い場合が多く、歩き続けると下肢にしびれや痛みが出て動けなくなることもあります。
立ち止まると一旦症状が回復し、再び歩き出すと再度悪化するといった間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状が出ることがあります。
椎間板(ついかんばん)ヘルニア
腰の骨(腰椎)と腰の骨の間でクッションの役割をしている椎間板という組織が急性あるいは慢性的に外に飛び出してしまうもので、そこを通る神経を圧迫することでしびれや痛みが起こります。首から腰にかけての痛みや足の指のしびれが主な症状です。また、坐骨神経痛と呼ばれる片側の足の後ろ側の痛みやしびれが起こる場合もあります。
頸椎(けいつい)症
骨や軟骨の老化により頸椎の骨と骨をつなぐ椎間板がつぶれて椎間板組織が飛び出したり、首の靱帯がまるで骨のように固くなって神経や血管を圧迫し、それにより肩や腕にしびれや痛みが起こる症状です。それだけではなく肩こりや頭痛が起こることもあります。特に中高年に多く発症することが多いです。
そのほかの症状
- 腰椎すべり症
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 肘部管症候群
- 手根幹症候群
- 胸郭出口症候群
- 帯状疱疹
- 閉塞性下肢動脈硬化症
- 糖尿病性神経症
このように、一言でしびれと言っても、その症状の裏には様々な要因が隠されている場合があります。しびれに関しておかしいなと思ったら早めに病院や整骨院などへ受診しましょう。
長引くようならすぐに受診すること
しびれが強い時、あるいは長引くとき、一向に改善する気配がないなどの時は、とにかく早く受診することが大事です。上記にもありますがしびれの要因が脳梗塞や脳出血の可能性もゼロとは言えません。